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「人妻の研究」
人妻の研究」(堀江珠喜・著、ちくま新書)

いきなり何の本を読んでるのだ、と思われそうだが、ダカーポの連載「ニッポンの人妻」で取り上げられており、フムフム、これはよさそうだ、と早速購入した次第。

なぜ、「人妻」だとこうも妖艶な意味合いになり、「マダム」「夫人」など同じ意味でも想像させられるものが変わってくるのか、それぞれの言葉が具体的なイメージを持つに至るまでの過程など、人妻好きでなくとも大変興味深い。

主に明治時代から「失楽園」までの、「人妻」と不倫の歴史、倫理観や価値観の変化が、その時々の小説や映画などから語られている。
「痴人の愛」が引用されていて、改めて、ナオミすげー(;´Д`)
当時はどれぐらい衝撃的だったのか・・・

いったいどうして、隣の芝生(人の奥さん)は、そんなに青い(魅力的)なのかしらねぇ~と、噂話気分で読んでも楽しめる、マジメなのに面白い本w
by phedre | 2005-04-13 16:41 | 読書