ブログトップ
朝永振一郎・湯川秀樹 生誕100年記念 特別展示 後編
朝永振一郎・湯川秀樹 生誕100年記念 特別展示の続き。

そういえば何故このお二人の展示なのか?と当初思っていた疑問について書いていなかった。
二人は中学から同じ学校で学び、途中湯川が飛び級をして同学年になる。京大でも共に学び、卒業後もまた同じ研究室で無給副手として研究を続ける。が、湯川博士は考えがまとまり始めると部屋の中をぐるぐる歩き回る癖があったようで、朝永博士はこれにはうんざりして図書室に逃げたりしていたようだ。この頃恩師である仁科博士との出会いがあり、それぞれ別の道を歩み始める。

さて、朝永コーナーとはちょっと雰囲気の異なる湯川コーナー。朝永コーナーは思わず笑みが漏れる、人間的な部分に多く触れていた印象だったが、こちらは構成は同じでも写真から受ける印象の通り、真面目な子供時代~学者であった湯川博士の足跡を辿るものだ。同じ内容でもやはり、性格の違いが反映されるのかまるで別の展示のようだ。

印象的だったのは、核兵器と戦争の廃絶を求め、科学者の社会的責任について討議、発言を続けたこと。(朝永博士も参加している)今年亡くなった湯川スミ夫人も、尽力した。
やはり偉大な科学者として賞賛されるゆえんは、こういうところにもあったのだろうと思う。

見終わった後、影響を受けやすい性格なので、朝永先生のドイツ留学時代の日記(岩波文庫に収録)を早速読んでみたくなった。
また子供向けパンフレットが用意されていて、これなら私でもくりこみ理論がわかる!・・・ような気がする。

最後に両氏の言葉を引用して終わるとしよう。

「未知の世界を探求する人々は 地図を持たない旅人である」 湯川秀樹
「ふしぎだと思うこと これが科学の芽です
よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です
そして最後になぞがとける これが科学の花です」 朝永振一郎
[PR]
by phedre | 2006-08-15 20:06 | お散歩@つくば近郊 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://butineko.exblog.jp/tb/4337225
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。