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「ギリシア神話」
c0041132_1919412.jpg「ギリシア神話」西村賀子・著(中公新書)

類書は何冊も持っているのだが、ぱらっと見て気に入った。図版が多く挿入されているのと、当時の民間信仰や風俗にも言及されていて、お話としての神話だけでなく、歴史的側面からも楽しめる。(歴史がとっても苦手な私にも、だ)
また、端折られがちな、世界の始まりの部分から順を追って書かれていて、わかりやすい。

最後の方では、ギリシャ悲劇(オイディプス王、アガメムノンなど)へ話が繋がっていき、今まで別々の物として読んでいたのが、するっと一つになって入ってきた感じがした。まぁ、系図を見れば、わかることなのだが・・・神々の話と、人間が主役の話とでは、時代にものすごい隔たりがあるような気がしていた。

子供の頃読んだお話の本や、大人向けの本で得たイメージでは、ゼウスの奥さんヘラはとても嫉妬深く、夫が気に入った人間の娘や浮気相手に制裁を加えたりする、こわーい人だと思っていたが、改めて系図をまじまじと見ると、まぁーそりゃヘラがお怒りになっても当然、あちこちにゼウスが父親として出ているw いったい何人子供居るんだよ~
しかし・・・なんで「嫉妬深い」なんて書かれていたんだろう?やはり、「浮気は男の甲斐性」なんて言葉がまかり通ってた頃で、子供達にも「男ってそういうもんなのよ~」と伝えようということなんだろうか?w 刷り込みされてたのかな~

なんだか、憑き物が落ちたような気分だ。
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by phedre | 2005-06-19 19:30 | 読書