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気象研究所見学
先週の科学技術週間中は、普段見学できない施設も訪問できるチャンス!
まずは気象研究所から行ってみよー(4/19のみの公開でした)
気象研究所(敷地内入ったとこ・・・には見えない広さ)
自転車で門を通ると、ピンクの八重桜が咲くところで、もうちょっと経って来てみたらすごいのが見られそう。
そして今まで行った施設の中では、ここが一番、門から建物まで遠いのでは。ずぅ~~っと行って、左奥に見える建物で受付をする。

受付の方から案内をもらい、見学についての説明を聞く。
宇宙センターみたいに勝手に見て回れるのかと思っていたら、ツアー形式での見学で、研究員の方がちゃんと説明をしてくれるようだ。
う~ん、そうと知っていれば筆記用具を準備して来たのに・・
大型気象風洞装置
最初に大型気象風洞装置を見学。
簡単に言えば、扇風機の前方に細長い箱がついていて、途中空気の流れを整える部分を抜け、写真の広い部分へ空気を流していく装置。
この場合は途中に山を置き、レーザーを当てて煙の流れを見ている。
あんまりきれいに撮れないけど、雰囲気だけでも。
★施設写真など、気象研究所の設備の紹介ページをご覧下さい(気象風洞装置)

それからちょーー寒い部屋へ!
ここは、雲を生成したり、人工的に雪を降らせようという研究や、寒いところでも使えるような観測機器開発をしているところ。

雪って、0℃になったら雲から落ちてくるものだと思ってたら、違うらしい。
純度の高い、純水の細かい粒子の集まった雲では、-20℃くらいから初めて凍り始め、やっと雪になるとか。まじりものがあると、それを核にして凍っていくけれど、キレイな純水では、凍るきっかけがないので0℃でも凍らない。例えばコップの水、コップにはよく洗っても不純物がついているから、それを核にして凍っていく、と・・・
そういえば、暖かいものは上にいくのに(お風呂の水とか)、外に置いたバケツの水は上から氷が張っていくよね?こういうことだったんだー

さて部屋の様子はというと、-40℃と、その奥に-90度の部屋の二つがある。
ずっしりした扉を開けると、うう、真冬の風が~
この日は-20℃にしてあって、それでもかなり冷える。その先の扉の奥は、-90℃の部屋。
4畳くらいの広さで、ジュラルミンケースの中に入れられたような気分。私たち見学隊が全員入りきったら、係の人が後ろ手にどぉ~んと断熱扉を閉める。
ここは-90℃の世界、吐く息さえも凍りつく・・・ので、さすがに冷やしてないw
呼吸をすると、呼気が凍るだけでなく、肺まで凍ってしまう恐ろしい温度。
閉所恐怖症の方は、ここはパスした方がいいかと。そうではない私でも、少し背中が寒くなった。上から冷気がぷしゅーっと出てきたりしたら、皆パニックになっただろうw

そして肝心の、人工雪の実験
細かい水の粒子が飛んでいるところに、さっとドライアイスの塊を通すだけで、ふわぁ~っと雪が落ちていく。
これが、凍る「きっかけ」の不純物で、これを投入してあげることで凍れずにいた水分も、雪になってくれるというわけ。ほんの少量で、十分な反応が得られるそう。
雪解け水は大事な水資源で、関東では少なくとも半分以上(正確な数字は忘れたけど・・・)雪解け水に依存しているとか。そういうわけで、大事な研究なのだ。
★こちらも詳細は気象研究所のページへどうぞ

他には海底地震計の実物を見せてもらい、地震に関する講義を受けた。高校の地学の復習に加え、プレートの向きをどうやって調べるのか?
プレートなんてあるのか?という話を、実験結果とともに解説してくれ、なるほど~
設置した地震計が回収できないこともあるのか、どういう原因でなくなるのか?という質問には、「何個か回収できなかったこともあります。原因は、わからないんですよね~海の底のことですから、見えないですし(^^;」う~ん、結構大変なのね。

ちょうど、学生さんたちのグループと一緒だったので、いい質疑応答が聞けて、ラッキーだった。熱心な学生さんの姿を見るのはいいのぉ。

他にも講義を聴いたりして、ちょっと疲れたので、ツアー途中で退却。
ロビーの展示コーナーで、エアロゾンデが吊られているのを眺めて帰る。
エアロゾンデ
まぁ~明日はもう少し、気軽に見学するか~なんて帰ってきた時の私は、当然次の日の見学がどれほど濃厚なものになるのか知る由もなく・・・。

翌日の物質材料研究機構へ続く。(やっと脳の溶け出しが治まってきたので、のんびりまとめていく予定ー。どんぐらい長くなることやら・・・)
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by phedre | 2006-04-24 23:36 | お散歩@つくば近郊