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物質材料研究機構 研究室見学~後編
最初はNIMSの本館写真から。(昨日の写真の建物の裏側)
こちらは中庭、モダンな石庭。
中庭がおもしろい物質材料研究所(NIMS)


ロビーに展示されている、実物入り周期表
懐かしい、周期表〜  実物が入ってます

午後は、材料を蒸発させ反応させることで、自然界に存在しない新しい材料を作る研究から。
材料に、高温のレーザーをあてて蒸発させ、それを混ぜて生成させるらしい。
炉も見せてもらい、炉のなかは両手をまわしたぐらいの広さ。底にたこ焼き器のような窪みがあり、そこに材料を置いて、個別にレーザーを照射するしくみ。
イメージ的に、丸いオーブンの中にたこ焼き器があって、タネに向かってクレームブリュレ焦がすときのようなバーナーが上から何本も刺さっているような。
驚いたのは、室温で水素を充満させた炉の中に、水素を含む何かの金属を入れると、あっという間に崩れていく映像。すごーい
NIMS組織制御実験棟
その後、ロケットエンジン材料の低温下での強度を計る試験の紹介と、超鉄鋼研究センター(写真上、窓がいいねぇ~)の展示を見て(ここは色々な鉄の展示もあり、古い釘やら珍しいものが見られた)、原子炉の話もささっと聞いて、急ぎ足で次へ。

そろそろ時間切れ近し。
向かったのはクローズドセル構造金属材料のコーナー。
クローズド&オープンセルってなんだろ?から入るのだが、分かりやすい見本を用意していてくれた。
細胞のような構造を持った金属材料のことで、イメージ的にはオープンセルは、スポンジ(アミアミで中はすかすか)クローズドセルは、発泡スチロール(中身の詰まったプチプチで出来ている)スポンジも用意してあり、わかりやすい。スポンジに向かって物を落とすとバウンドするけど、水浸しのスポンジでは、ぼてっ。となって止まる。同じものでも中に違うものが入っていると性質が変わるのを応用した技術らしい。
細胞壁をまず作ってみて、間に違う素材を入れてみよう!そして新しい素材を作ろう!という試みのようだ。
新しい技術のようで、失敗例なども聞かせてもらい楽しかった。中にカーボンを入れてみて、うまくいかないので温度を上げたら炭になっちゃった、とかw これからたくさん可能性がありそうで、次回もお話聞けるかな?楽しみだー。

ジェットエンジンのパーツ、鋳造の仕方の違い

最後に、ジェットエンジンのガスタービンのお話を、熟練の技師さん、って雰囲気のおじさま方から聞かせて頂いた。
鋳造の仕方によって、パーツの強度や耐久温度が変わる。写真を見ると、左はなんかぷつぷつしていて、真ん中は縦線が入っているのがわかるかと。左は全体的に強度弱めで、真ん中は少し進歩したが縦に割れやすく、右は最新の技術で硬く強くなったもの。
こちらの方が開発したエンジンの乗ってる飛行機で、私も旅に出ていたのかなぁ~

濃厚な一日もここで終わり。いや~頭溶けた、ほんとにw
高校で真面目に化学やっといてよかった・・・と、時々内心大汗かきながら思ったのだった。
な~んて、ほんと「一般」公開なので、ただの見学好きの素人です、と言えばわかりやすく説明してくれるから大丈夫~
時々、ご隠居さん風のご老人が、「ワシは昔流体をやっとったんだがねぇ」なんて係の方に質問していて、実は重鎮の方だったりするのが、さすがつくば。

素人に説明するのは大変だったかと思いますが、NIMSの皆様ありがとうございました。
来年も行きたいなぁ~ 今度は別のエリアの建物も見たい。

宇宙センター一般公開に続く。(まだ続くのかw)
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by phedre | 2006-04-27 17:11 | お散歩@つくば近郊